蘇嶐窯 × 町田益宏 展「Blue」

蘇嶐窯 × 町田益宏 展「Blue」

 

今回展示会を通じて一般の皆様や地域の方、利用者様のご家族様に悠遊庵を身近に感じてもらうため、普段見ることのない悠遊庵の施設内を見ていただくとともに、青磁や写真の展示もご覧いただきたく今回の催事を企画させていただきました。

この機会にぜひ悠遊庵に足をお運びください。

作品にご興味を持っていただけたら、東山の工房にも足を運んでいただけると幸いです。
https://soryu-gama.com/

◎一般公開

日時: 2024年 5月26日(日)
時間・・・10:00~17:00

|会場:悠遊庵デイサービスセンター

京都市右京区嵯峨朝日町2-4エントピア車折1階

https://yuyuan.care

京都・東山で青磁を中心に暮らしの器を作る蘇嶐窯と、京都をベースに伝統工芸の現場で作り手を撮り続ける写真家・町田益宏、2組の対話から生まれた作品の展覧会を開催します。

写真家と陶芸家、2組によるコラボレーションは、形の無いものを生み出す作業にたくさんの時間が費やされました。お互いの創作の上での感覚を対話によって言語化し、蘇嶐窯が求め続けている「青」について往復書簡のような創作の交換が行われました。本展では、蘇嶐窯が生み出した青磁の「青」を映しとった写真作品が展示されます。
一般公開日には写真の被写体になった作品も合わせて展示させていただきます。
どなたさまも是非、悠遊庵デイサービスセンターへ足をお運びください。

|プロフィール

町田 益宏|Masuhiro Machida

写真家。群馬県生まれ。

大学時代にフィルムカメラに出会う。同時期にオフロードバイクにはまり、メキシコなど海外のレースにも参戦する。編集社を経て、広告撮影のプロダクション会社に入社。その後、土井浩一郎氏に師事し京都で独立。スタジオからロケーションまで幅広い撮影を行い、京都を中心に様々なクリエイターと創作を行う。

また、土地が放つ匂いと共に、連綿と積層される時間の中で生み出される一瞬に惹かれ、

自身の活動として伝統工芸を中心に物が生まれる現場と作り手を撮り続けている。

2020年 町田益宏 写真展「継ぐもの In between Craft」を開催。写真集「In between Craft」を刊行。

https://www.instagram.com/masuhiromachida

蘇嶐窯|Soryugama

4代目涌波蘇嶐と涌波まどかの技術が融合し、2015年に誕生。練り込み青磁に飛鉋を施すことで、削られた土の溝に釉薬がたまり規則的な文様が浮かび上がる「青磁飛鉋」を得意とする。国内外で展示会を開催するだけでなく、幅広い職人や作家、また料理人とのコラボレーションによる作品制作を通じて、他にはない新しい青磁の世界を模索している。2018年、京都の「竹工房喜節」とともに竹と陶を組み合わせた大皿のリース「Spiral」を発表。2022年にはフランスの美術造形家 オレリー・マティゴとのコラボレーション作品展「Aurelie Mathigot×蘇嶐窯 ―融合の先にあるものー」、2023年には写真家 町田益宏とのコラボレーション作品展「Blue 青の光の中で」を開催。ローマ「II Pagliaccio」、銀座「資生堂FARO」、京都「祇園さゝ木」をはじめ、国内外の料理人との器の共同開発も多数。